📌 この記事の要点

マレーシアのSdn Bhd設立方法を解説。最低資本金RM1〜、外国人100%出資可能な業種、設立費用・期間、日本の株式会社との比較まで。

マレーシアSdn Bhd(有限会社)設立ガイド:外国人100%出資・費用・手順

マレーシアでは、Sdn Bhd(Sendirian Berhad)と呼ばれる有限会社の設立が一般的な法人形態の1つです。Sdn Bhdは、1名以上の株主と最低資本金RM1(約30円)から設立可能な法人です。外国人も100%出資が可能で、様々な業種で事業展開することができます。

Sdn Bhdの特徴

ただし、一部の業種については外国人出資が制限される場合があるので注意が必要です。例えば、不動産業やメディア・通信関連の一部の業種では外国人の出資比率が制限されています。

設立費用と期間

Sdn Bhdの設立に必要な費用は、SSM(Suruhanjaya Syarikat Malaysia、マレーシア企業委員会)への登録料が主なものです。基本的な登録料は以下の通りです。

設立の所要期間は、通常1〜4週間ほどです。申請書類の準備と審査に時間がかかるため、余裕を持って準備を進めることをおすすめします。

設立手順

Sdn Bhdの設立には以下の3つの主な手順があります。

  1. MyCoID取得: まずはSSMのオンラインポータル「MyCoID」で会社登録を行います。
  2. SSM への登録: MyCoIDを取得後、SSMに会社登録の申請を行います。
  3. 税務登録: 会社登録が完了したら、租税当局(Inland Revenue Board)に法人税の登録を行います。

これらの手順をスムーズに進めるためには、関連書類の準備や各種申請手続きを適切に行う必要があります。

日本の法人との比較

Sdn Bhdと日本の法人形態を比較すると以下の通りです。

Sdn Bhd(マレーシア) 株式会社(日本) 合同会社(日本)
株主数 1名以上 1名以上 2名以上
最低資本金 1 MYR(約40円 (約30円) 100万円 1円以上
外国人出資 100%出資可能 100%出資可能 外国人出資に制限あり
事業分野 広範囲 広範囲 制限あり
設立期間 1〜4週間 2〜4週間 2〜4週間
設立費用 1,010 MYR(約40,726円 50万円程度 10万円程度

マレーシアのSdn Bhdは、日本の株式会社に比べて設立が容易で費用も低廉です。一方で、合同会社と比べると事業分野に制限があるのが特徴です。

設立ステップチェックリスト

Sdn Bhdを設立する際の主な流れは以下の通りです。

  1. 事業内容の検討
  2. 会社名の確認と登録
  3. MyCoIDの取得
  4. SSMへの登録申請
  5. 税務当局への登録

これらのステップをしっかりと踏まえ、関連書類の準備や手続きを行うことが重要です。

状況依存のポイント

Sdn Bhdの設立に際して、以下のようなポイントに注意が必要です。

  1. 外国人出資比率の制限: 一部の業種では外国人の出資比率に制限があるため、事前に確認が必要です。
  2. 業種ライセンスの取得: 事業内容によっては、別途ライセンスの取得が必要になる場合があります。
  3. 親会社の書類要件: 親会社がある場合は、その書類要件にも留意する必要があります。
  4. 税務上の留意点: 法人税、付加価値税、給与税など、税務上の手続きにも注意が必要です。
  5. 雇用関連の規制: 外国人雇用や労働条件などの雇用関連の規制にも留意が必要です。

これらの点については、専門家に相談することをおすすめします。


この記事はSSM・MIDAの公式情報を基に作成しています。最新情報は必ず公式サイトをご確認ください。

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※ この記事の情報は2026年3月11日時点のものです。最新情報は各国政府の公式サイトをご確認ください。当サイトは情報提供を目的としており、法的助言を行うものではありません。