シンガポールEntrePass起業ビザ2026【申請条件・事業計画・審査のポイント】
ASEAN-JP編集部
この記事のポイント
- EntrePassは革新的な事業を行う起業家向けビザ
- VC資金調達、特許保有、政府支援のいずれかの実績が重要
- 審査期間は8〜12週間
- 更新には事業実績(事業支出・雇用)が必要
本記事は2026年3月時点のMOM規定に基づいています。
EntrePassの概要
EntrePassはシンガポールで革新的な事業を立ち上げる外国人起業家向けのビザです。自分が設立した会社の代表として就労するためのビザです。
申請条件
基本要件
- ACRAに登録されたPte Ltd法人(設立6ヶ月以内)を保有
- 革新的な事業計画
イノベーション基準(いずれか1つ)
- VC/エンジェル投資: 認定VCやエンジェルから100,000 SGD(約12,495,310円) 以上の投資
- 特許/知的財産: 自社技術の特許保有
- 研究機関との提携: A*STARなどと共同研究
- 政府支援: Enterprise Singaporeなどの認定インキュベーターに採択
対象外の事業
- コーヒーショップ、フードコート、バー、ホーカー
- マッサージ店、カラオケ
- 漢方薬店
- 単純な人材紹介
事業計画書のポイント
MOMの審査では以下が重視されます:
- 革新性: 既存ソリューションとの差別化
- 市場性: ターゲット市場の規模と成長性
- 実行力: チームの経歴と能力
- シンガポールへの貢献: 雇用創出、技術移転
- 財務計画: 3〜5年間の売上・費用予測
更新条件
| 更新時期 | 事業支出 | ローカル雇用 |
|---|---|---|
| 1年目更新 | 100,000 SGD(約12,495,310円) /年以上 | 1名以上 |
| 2年目以降 | 150,000 SGD(約18,742,965円) /年以上 | 3名以上 |
| 3年目以降 | 200,000 SGD(約24,990,620円) /年以上 | 5名以上 |
費用
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| EntrePass申請手数料 | 200 SGD(約24,991円) |
| EntrePass発行手数料 | 225 SGD(約28,114円) |
| 法人設立費用 | 1,000 SGD(約124,953円) 〜3,000 SGD(約374,859円) |
| 会社秘書役(年間) | 1,200 SGD(約149,944円) 〜3,000 SGD(約374,859円) |
EPとの比較
| 項目 | EntrePass | EP |
|---|---|---|
| 対象 | 起業家 | 被雇用者 |
| 最低月収 | なし | 5,600 SGD(約699,737円) |
| 家族帯同 | 2年目から | 即日可能(月収条件あり) |
| PR申請 | 可能(承認率低め) | 可能 |
| 審査期間 | 8〜12週間 | 3〜8週間 |
日本人が知っておくべき注意点
家族帯同の制限
最初の1年間はDependant’s Passの申請ができません。
PR申請への道
EntrePassからのPR申請は可能ですが承認率はEP保持者より低い傾向です。シンガポール永住権(PR)申請ガイドを参照してください。
法人税の優遇
シンガポール法人税と優遇制度でスタートアップ免税制度を活用しましょう。
まとめ
シンガポールEntrePassは、革新的な事業アイデアを持つ起業家にとってアジアのビジネスハブへの入口です。VC投資や特許などの実績があれば承認の可能性は十分あります。海外移住の始め方2026もあわせてご覧ください。