ASEAN各国の税制優遇比較2026|法人税免除・タックスホリデー・投資奨励
ASEAN-JP編集部
この記事のポイント
- インドネシアのタックスホリデーが最長20年間で最も手厚い
- タイBOIは業種の細かい分類で優遇レベルを最適化
- シンガポールはGloBE対応で優遇の見直しが進行中
法人税率・優遇比較
| 国 |
標準税率 |
最低優遇税率 |
免税最長期間 |
| シンガポール |
17% |
0% |
15年 |
| タイ |
20% |
0% |
13年 |
| マレーシア |
24% |
0% |
10年 |
| ベトナム |
20% |
10% |
15年 |
| インドネシア |
22% |
0% |
20年 |
| フィリピン |
25% |
0% |
7年 |
投資優遇制度の比較
| 国 |
制度名 |
主な優遇 |
| シンガポール |
Pioneer Certificate |
法人税0%(5〜15年) |
| タイ |
BOI奨励 |
法人税0%(最大13年)、輸入関税免除 |
| マレーシア |
Pioneer Status / ITA |
法人税0%(最大10年)/ 投資税額控除 |
| ベトナム |
投資法優遇 |
CIT 10%(15年)、免税4年+50%減税9年 |
| インドネシア |
Tax Holiday |
法人税0%(最大20年) |
| フィリピン |
CREATE MORE |
ITH(最大7年)+SCIT 5%(10年) |
経済特区・工業団地の比較
| 国 |
主要経済特区 |
追加優遇 |
| タイ |
EEC |
法人税追加免除、個人所得税17% |
| マレーシア |
Iskandar Malaysia |
知識集約型企業に税制優遇 |
| インドネシア |
KEK |
法人税免除10〜25年 |
| フィリピン |
PEZA |
ITH+SCIT 5% |
| ベトナム |
ハイテクパーク |
CIT 10%(終身) |
| シンガポール |
one-north |
R&D控除250% |
GloBE(グローバルミニマム税)の影響
| 国 |
GloBE対応状況 |
影響 |
| シンガポール |
2025年から適用 |
実効税率15%未満の優遇が見直し |
| マレーシア |
2025年から適用 |
同上 |
| タイ |
検討中 |
未確定 |
| ベトナム |
2024年から適用 |
追加課税制度導入 |
| インドネシア |
検討中 |
未確定 |
| フィリピン |
検討中 |
未確定 |
まとめ
ASEAN各国の税制優遇は、GloBEルールの導入により大きな転換期を迎えています。従来の法人税免除に代わり、R&D控除や人材育成控除など「支出ベース」の優遇が増加する傾向にあります。進出先の選定では、税制優遇だけでなく労働力・インフラ・市場アクセスを総合的に評価することが重要です。
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