この記事のポイント

📌 この記事はベトナム税関総局およびJETROの公式情報(2026年3月確認)に基づいています。

FTA・EPAの活用

協定発効年主なメリット
日越EPA(JVEPA)2009年日本→ベトナム:工業製品の多くが0%
AJCEP2008年ASEAN・日本間の関税削減
CPTPP2019年カナダ・メキシコ・豪州等への輸出が有利
EVFTA2020年EU向け輸出の関税段階的撤廃
RCEP2022年中国・韓国・ASEAN間の関税削減

主要品目の関税率比較

品目MFN税率JVEPA税率
自動車部品10〜25%0〜5%
電子部品0〜15%0%
機械設備0〜20%0%
化粧品10〜27%5〜10%
食品(加工品)10〜40%5〜15%

輸入手続きの流れ

  1. 輸入者登録:税関にアカウント登録
  2. 輸入申告(電子申告):VNACCS/VCISシステムで申告
  3. チャネル分類:グリーン(書類審査なし)、イエロー(書類審査)、レッド(現物検査)
  4. 関税・VAT支払い
  5. 貨物引き取り

輸入時の税金

税金税率
関税0〜150%(品目・原産地による)
VAT10%(標準)/ 5%(一部品目)
特別消費税ビール40〜65%、たばこ75%、自動車30〜150%
環境保護税石油・プラスチック袋等に適用

原産地証明書の取得

FTA証明書形式発行機関
JVEPAForm VJ日本商工会議所
CPTPP自己申告 or 認定輸出者輸出者自身
RCEPForm RCEP日本商工会議所

日本人が知っておくべき注意点

  1. 原産地規則の遵守:FTA特恵税率の適用には品目ごとの原産地規則(付加価値基準・関税番号変更基準)の充足が必要
  2. 輸入許可品目:食品、医薬品、化粧品は事前の届出・登録が必要
  3. HSコードの確認:日本とベトナムでHSコードの解釈が異なる場合があり、事前に税関に確認
  4. 中古設備の輸入規制:製造から10年以内の中古機械のみ輸入可能(一部例外あり)

よくある質問(FAQ)

Q: 通関にかかる日数は? A: グリーンチャネルは1日、レッドチャネルは3〜5日が目安です。

Q: AEO制度はありますか? A: はい。ベトナムの認定事業者制度に登録すると、グリーンチャネル優先などの優遇を受けられます。

Q: 個人使用品の免税枠は? A: VND100万(約6,000円)以下の個人使用品は関税免除です。

Q: 日本の化粧品をベトナムに輸出するには? A: 化粧品届出(Cosmetic Notification)をMOH(保健省)に提出する必要があります。

Q: ベトナムから日本への輸出で関税がかかる品目は? A: 日越EPAにより大部分の品目が無税ですが、米、一部の水産物には関税が残っています。

まとめ

ベトナムは3大FTA(CPTPP・EVFTA・RCEP)に加盟しており、ベトナムを製造拠点とすることで世界主要市場への低関税輸出が可能です。原産地証明書の取得とHSコードの事前確認を行い、FTAのメリットを最大限活用することが重要です。

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※ この記事の情報は2026年3月22日時点のものです。最新情報は各国政府の公式サイトをご確認ください。当サイトは情報提供を目的としており、法的助言を行うものではありません。