この記事のポイント
- 2023年に「タイランドエリート」から**「タイランドプリビレッジカード」**にブランド名変更
- 4プラン構成:Entry(5年/THB90万)、Point(15年/THB150万)、Delight(20年/THB250万)、Ultimate(20年/THB500万)
- 年齢制限なし・年次更新不要・空港ファストトラック・コンシェルジュサービス付き
📌 この記事はThailand Privilege Card公式サイト(2026年3月確認)の情報に基づいています。
タイランドプリビレッジカードとは
タイランドプリビレッジカード(旧タイランドエリート)は、タイ観光局(TAT)傘下の Thailand Privilege Card Co., Ltd. が運営するプレミアム長期滞在プログラムです。一括の会費を支払うことで、5〜20年間のマルチプルエントリービザと各種VIPサービスが受けられます。
退職者ビザ(Non-OA/OX)とは異なり年齢制限がなく、毎年の更新手続きも不要です。「年1回の入国管理局通いが面倒」「まとまった資金はあるがタイに預金口座を作りたくない」という方に最適な選択肢です。
プラン一覧と料金
| プラン | 有効期間 | 料金(THB) | 料金(円換算) | 1回の滞在上限 | 対象人数 |
|---|---|---|---|---|---|
| Privilege Entry | 5年 | 90万 | 約450万円 | 180日 | 1名 |
| Privilege Point | 15年 | 150万 | 約750万円 | 180日 | 1名 |
| Privilege Delight | 20年 | 250万 | 約1,250万円 | 180日 | 2名(カップル) |
| Privilege Ultimate | 20年 | 500万 | 約2,500万円 | 180日 | 最大4名(家族) |
※ 全プラン一括払い・年会費なし。2026年3月時点。1THB ≈ 5円。
各プランの特典
Privilege Entry(5年・THB90万)
空港到着時のファストトラック、基本コンシェルジュサービス。「まずはタイに5年住んでみたい」という入門プラン。
Privilege Point(15年・THB150万)
到着・出発両方のファストトラック、拡張コンシェルジュサービス、ゴルフ特典。1年あたりTHB10万(約50万円)のコストで15年間のビザが確保できるため、コストパフォーマンスが最も高いプラン。
Privilege Delight(20年・THB250万)
カップル/2名向け。リムジン送迎、年次健康診断、フルコンシェルジュ。パートナーと一緒にタイ移住を考えている方に最適。
Privilege Ultimate(20年・THB500万)
最大4名の家族向け。専任リレーションシップマネージャー、独占イベントアクセス、全Delight特典込み。家族で長期移住する富裕層向けの最上位プラン。
申請条件
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 国籍 | ほとんどの国籍が対象(一部制限あり) |
| 年齢 | 制限なし(子供は家族プランで追加可能) |
| バックグラウンドチェック | Thailand Privilege Card社による審査あり |
| 就労 | 不可(別途ワークパーミットが必要) |
| 1回の滞在上限 | 180日(延長申請可能) |
| 90日レポート | 必要(コンシェルジュが代行) |
申請手順
- 公式サイトまたは正規代理店に問い合わせ:https://www.thailandprivilege.co.th/
- プラン選択・申込書提出:パスポートコピー、写真、申込フォーム
- バックグラウンドチェック:Thailand Privilege Card社が審査(約2〜4週間)
- 会費一括支払い:承認後にTHBで支払い
- メンバーシップカード受領:自宅に郵送またはタイ到着時に受け取り
- タイ入国時:空港のVIPレーンでファストトラック、コンシェルジュが出迎え
日本人が注意すべきポイント
就労は別途許可が必要
タイランドプリビレッジのビザは「観光目的」のカテゴリです。タイ国内で就労する場合は、別途Bビザとワークパーミット(労働許可証)が必要です。海外企業へのリモートワークについては明確な規定がありませんが、グレーゾーンとされています。就労を予定している場合はLTRビザの方が適切です。
180日ルール
1回の入国で最大180日間滞在できます。それ以上滞在する場合は入国管理局で延長申請が必要です。90日レポートはコンシェルジュが代行してくれるため、自分で手続きする必要はありません。
税務上の位置づけ
タイに年間180日以上滞在する場合、タイの税務居住者とみなされる可能性があります。2024年からタイは海外源泉所得に対する課税を強化しており、タイに送金した海外所得は課税対象になる場合があります。日本の年金や投資収入のタイへの送金については税理士にご相談ください。
Non-OA/OXとの比較
| 項目 | プリビレッジ Entry | Non-OA | Non-OX |
|---|---|---|---|
| 年齢要件 | なし | 50歳以上 | 50歳以上 |
| 費用 | THB90万(一括) | THB2,000/年 | THB10,000 |
| 預金要件 | なし | THB80万(維持) | THB300万(維持) |
| 有効期間 | 5年 | 1年(更新) | 5年(延長可) |
| 更新手続き | 不要 | 年1回 | 5年後 |
| 空港ファストトラック | あり | なし | なし |
| コンシェルジュ | あり | なし | なし |
判断基準:手間を最小限にしたい方、まとまった資金がある方はプリビレッジカード。毎年の更新手続きが苦にならず費用を抑えたい方はNon-OA。
よくある質問(FAQ)
Q1: タイランドプリビレッジカードは途中解約できますか?
条件付きで可能です。ただし、返金額はプランや経過年数により異なり、全額返金されるわけではありません。詳細はThailand Privilege Card社に直接お問い合わせください。
Q2: 家族を後から追加できますか?
家族プラン(Delight / Ultimate)の場合、メンバー変更には追加手数料が発生する場合があります。最初から家族の人数を確定しておくことを推奨します。
Q3: タイの銀行口座は開設できますか?
タイランドプリビレッジメンバーはタイの銀行口座開設が比較的容易です。コンシェルジュが口座開設をサポートしてくれます。
Q4: 日本の正規代理店はありますか?
はい。日本にも正規販売代理店があり、日本語での相談・申し込みが可能です。公式サイトで最新の代理店リストを確認できます。
Q5: プリビレッジカードとLTRビザ、どちらがおすすめですか?
目的によります。就労を伴わない長期滞在ならプリビレッジカード、タイでのリモートワークや技術職での就労を予定しているならLTRビザが適切です。LTRビザは個人所得税の優遇措置もあります。
まとめ
✅ 自分でできること
- 公式サイトでのプラン比較・資料請求
- 日本の正規代理店への相談
- 必要書類(パスポート・写真)の準備
🤝 専門家に相談すべきこと
- プラン選択の税務面でのアドバイス
- タイの税務居住者判定と海外所得課税の影響
- 日本での非居住者届出と社会保険手続き
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