この記事のポイント

📌 この記事はMOM(労働省)の公式情報(2026年3月確認)に基づいています。

EPの基本要件

項目条件
最低月給SGD5,600(金融業SGD6,200)
年齢加算年齢に応じて最低給与が上昇
学歴原則として大学卒業以上
有効期間初回2年、更新3年
家族帯同月給SGD6,000以上でDP(配偶者・子供)が取得可能

COMPASS(Complementarity Assessment Framework)

COMPASSは4つの基本基準と2つのボーナス基準で構成されるポイント制です。

基本基準(各0, 10, 20ポイント)

基準20ポイント10ポイント0ポイント
C1: 給与業種の上位10%業種の65%以上業種の65%未満
C2: 学歴世界トップ大学卒学位保有学位なし
C3: ダイバーシティ企業内の国籍多様性が高い基準を満たす同一国籍が過多
C4: シンガポール人雇用PMETのローカル比率が高い基準を満たすローカル比率が低い

ボーナス基準(各0 or 10ポイント)

基準10ポイント
B1: スキルボーナスMOMの不足職種リスト(SDL)に該当
B2: 戦略的経済優先EDB/ESGの支援対象企業

合格には40ポイント以上が必要です。

申請手順

  1. EP Onlineで申請(https://www.mom.gov.sg/)
  2. 必要書類のアップロード:パスポート、学歴証明書、職歴証明書、雇用契約書
  3. COMPASS評価:自動スコアリング
  4. MOM審査:処理期間は約3週間(追加書類要求の場合は延長)
  5. In-Principle Approval(IPA)発行
  6. シンガポール入国後にEPカード取得

費用

項目費用
EP申請料SGD105
EP発行料SGD225
Multiple Journey VisaSGD30

他の就労パスとの比較

パス最低月給対象
EPSGD5,600専門職・管理職
S PassSGD3,150中級技術者
ONE PassSGD30,000トップ人材
EntrePass起業家
PEPEP保有者の転職用

日本人が知っておくべき注意点

  1. 給与要件の年齢加算:40代以上は最低月給がSGD10,000以上になる場合があります
  2. COMPASSのC3(ダイバーシティ):日本人が多い企業では日本人のEP取得が不利になる可能性
  3. DP(家族帯同ビザ):2024年からDPでの就労にはLetter of Consent(LOC)が必要
  4. EP更新時のCOMPASS適用:既存のEP保有者も更新時にCOMPASS評価を受ける

よくある質問(FAQ)

Q: COMPASSで40ポイントに満たない場合は? A: EP申請は却下されます。給与の引き上げ、またはスキルボーナス(SDL該当職種)の活用を検討してください。

Q: EP申請にどのくらいの期間がかかりますか? A: 通常約3週間です。追加書類の要求がある場合は2〜3ヶ月になることがあります。

Q: フリーランスでEPは取得できますか? A: EPには雇用主(スポンサー企業)が必要です。フリーランスの場合はEntrePassを検討してください。

Q: EPからPR(永住権)に切り替えるには? A: EP保有6ヶ月以上で永住権(PR)の申請資格が得られます。審査期間は6〜12ヶ月です。

Q: EPで起業できますか? A: EPは雇用主の下での就労が前提です。起業する場合はEntrePassまたはLetter of Consent(LOC)が必要です。

まとめ

シンガポールのEPは2023年のCOMPASS導入により、給与だけでなくダイバーシティやシンガポール人雇用への貢献も評価されるようになりました。日本人が多い企業ではC3基準で不利になる可能性があるため、事前にCOMPASS Self-Assessment Tool(MOM提供)でスコアを確認することを推奨します。

シンガポール Employment Pass EP COMPASS 就労ビザ
※ この記事の情報は2026年3月22日時点のものです。最新情報は各国政府の公式サイトをご確認ください。当サイトは情報提供を目的としており、法的助言を行うものではありません。