📌 この記事の要点

フィリピン退職庁(PRA)が管轄するSRRV(特別居住退職者ビザ)の完全ガイド。Classic・Smile・Courtesyの3種類の条件、預託金額、申請手順、メリット・デメリット、日本人向け注意点を2026年最新情報で解説。

この記事のポイント

📌 この記事はフィリピン退職庁(PRA)の公式情報(2026年3月確認)に基づいています。SRRVプログラムは過去に受付停止・再開を繰り返しているため、申請前に必ずPRA公式サイトで最新の受付状況をご確認ください。


SRRVとは

SRRV(Special Resident Retiree’s Visa)は、フィリピン退職庁(PRA: Philippine Retirement Authority)が管轄する特別居住退職者ビザです。

「リタイアメントビザ」という名称ですが、35歳以上であれば年齢を問わず申請可能であり、実質的にはフィリピンへの長期滞在・永住を希望する外国人向けの居住ビザです。

制度の基本情報

項目内容
管轄機関フィリピン退職庁(PRA)
ビザの種類特別居住退職者ビザ(マルチエントリー)
有効期間無期限(年会費の支払いが条件)
対象年齢35歳以上(種別により異なる)
就労原則不可(別途AEP取得で可能)
家族帯同配偶者・21歳以下の子女
最終確認日2026年3月23日

SRRVの3種類:Classic・Smile・Courtesy

比較表

項目SRRV ClassicSRRV SmileSRRV Courtesy
対象者35歳以上の外国人35歳以上の外国人50歳以上の元フィリピン国籍者等
預託金(35〜49歳)50,000 USD(約0円20,000 USD(約0円
預託金(50歳以上・年金なし)20,000 USD(約0円20,000 USD(約0円1,500 USD(約0円
預託金(50歳以上・年金あり)10,000 USD(約0円20,000 USD(約0円1,500 USD(約0円
不動産への転用可能不可不可
年会費360 USD(約0円360 USD(約0円360 USD(約0円

※ 年金ありの条件:月額USD 800以上の年金受給証明が必要

SRRV Classic の特徴

SRRV Classicの最大の特徴は、預託金をフィリピン政府認可のコンドミニアム購入に転用できる点です。

SRRV Smile の特徴

SRRV Smileは預託金額が一律20,000 USD(約0円 (35歳以上)で、不動産への転用はできませんが、手続きがシンプルです。

SRRV Courtesy の特徴

SRRV Courtesyは特定の条件を満たす方(元フィリピン国籍者、外交官等)向けで、預託金が1,500 USD(約0円 と低額です。一般の日本人は原則対象外です。


申請条件の詳細

基本要件

要件内容
年齢35歳以上
犯罪歴無犯罪証明書(NBI Clearanceに相当)
健康状態健康診断書(感染症検査含む)
預託金種別・年齢に応じた金額(上記参照)
パスポート残存6ヶ月以上

年金受給者の優遇

50歳以上で月額800 USD(約0円 以上の年金を受給している場合、SRRV Classicの預託金が10,000 USD(約0円 に軽減されます。日本の老齢基礎年金+厚生年金で条件を満たすケースが多いです。


申請手順

Step 1: 事前準備(日本で行う作業)

  1. パスポートの残存期間を確認(6ヶ月以上)
  2. 無犯罪証明書の取得(住所地の警察署、約2週間)
  3. 英文の銀行残高証明書の取得
  4. 年金受給証明書の取得(該当者のみ)
  5. 証明写真(2x2インチ、12枚)の準備

Step 2: PRAへの申請

  1. PRA公式サイトまたは現地オフィスで申請書を入手
  2. 申請書+必要書類一式をPRAに提出
  3. 預託金をPRA指定の銀行口座に送金

Step 3: 現地手続き

  1. PRA認可のクリニックで健康診断を受診
  2. PRAオフィスでのインタビュー(形式的)
  3. バイオメトリクス(指紋採取・写真撮影)

Step 4: ビザ発給

  1. 審査完了(通常20〜30営業日)
  2. SRRVビザがパスポートに貼付
  3. SRRV IDカードの受領
  4. PRA会員としての登録完了

費用の内訳

費目金額備考
申請料1,400 USD(約0円初回のみ
年会費360 USD(約0円毎年
預託金10,000 USD(約0円50,000 USD(約0円種別・年齢による
健康診断5,000 PHP(約0円10,000 PHP(約0円PRA認可クリニック
写真代・書類翻訳3,000 PHP(約0円5,000 PHP(約0円

SRRVのメリット

1. 無期限の滞在許可

SRRVは有効期限がなく、年会費360 USD(約0円 を支払い続ける限り永久に有効です。更新手続きも不要で、一度取得すれば長期的に安心です。

2. マルチエントリー

出入国は完全に自由です。日本への一時帰国やASEAN各国への旅行も、再入国許可の申請なしで可能です。

3. 免税輸入の特典

SRRV保有者はフィリピンへの引っ越し時に、家財道具(7,000 USD(約0円 相当まで)を免税で輸入できます。

4. 不動産投資への道(Classic)

SRRV Classicの預託金は、フィリピンのコンドミニアム購入に転用できます。フィリピンでは外国人も区分所有権(コンドミニアム)を取得可能であり、賃貸収入を得ることもできます。


日本人が注意すべきポイント

1. プログラムの受付状況を確認する

SRRVプログラムは過去に受付停止と再開を繰り返しています。申請前に必ずPRA公式サイトで最新の受付状況を確認してください。

2. 預託金の為替リスク

預託金はUSD建てでフィリピンの銀行に預けるため、円安時に預入→円高時に引出しとなると為替差損が発生します。為替変動リスクを考慮した上で計画しましょう。

3. 日本の税務上の非居住者判定

フィリピンに移住して日本の非居住者となった場合、日本での源泉徴収税の扱いが変わります。特に日本の不動産収入や株式配当がある場合は、納税管理人の選任と確定申告が必要です。

4. フィリピンの税制

フィリピン国内源泉所得は累進課税(0〜35%)の対象です。海外源泉所得は原則非課税ですが、フィリピン居住者(年間180日以上滞在)の判定には注意が必要です。

詳しくはフィリピン税金ガイドをご参照ください。

5. 医療保険の手配

フィリピンの公的医療保険(PhilHealth)はSRRV保有者も任意加入可能ですが、カバー範囲が限定的です。日本の海外旅行保険や現地の民間医療保険への加入を推奨します。


他のフィリピンビザとの比較

項目SRRV観光ビザ延長13(a)配偶者ビザSIRV(投資家ビザ)
有効期間無期限最長36ヶ月無期限無期限
対象年齢35歳以上制限なし制限なし21歳以上
必要資金10,000 USD(約0円延長費用のみなし75,000 USD(約0円
就労AEP要不可AEP要可能
更新手続き年会費のみ毎月延長年次更新年次更新

ASEAN他国のリタイアメントビザとの比較

項目フィリピンSRRVマレーシアMM2HタイO-AインドネシアKITAS
対象年齢35歳以上50歳以上(Silver)50歳以上55歳以上
預託金/資金要件10,000 USD(約0円500,000 MYR(約0円800,000 THB(約0円2,500 USD(約0円 /月
有効期間無期限10年1年(更新可)1年(更新可)
英語通用度非常に高い高い中程度低い

よくある質問(FAQ)

Q1: SRRVは何歳から申請できますか?

35歳以上です。35〜49歳の場合、SRRV Classicの預託金は50,000 USD(約0円 、SRRV Smileは20,000 USD(約0円 です。

Q2: SRRVの預託金は返還されますか?

はい。ビザを放棄する場合は全額返還されます。SRRV Classicの場合は不動産購入に転用も可能です。

Q3: SRRVで就労できますか?

SRRV自体に就労許可は含まれていません。フィリピンで就労する場合はAEP(外国人雇用許可証)の取得が必要です。

Q4: SRRVの年会費はいくらですか?

年会費は360 USD(約0円 です。PRAへの登録維持費として毎年支払います。

Q5: 家族も一緒にSRRVを取得できますか?

配偶者と21歳以下の未婚の子女を帯同者として申請できます。帯同者1名につき追加預託金15,000 USD(約0円 が必要です(Classic)。

Q6: 申請にどのくらい時間がかかりますか?

書類が完備していれば約20〜30営業日です。余裕をもって2ヶ月程度を見込むことを推奨します。

Q7: SRRVとフィリピンの観光ビザの違いは何ですか?

観光ビザは毎月の延長手続きが必要で出国のたびに失効しますが、SRRVは無期限のマルチエントリービザで更新不要です。


まとめ

自分でできること

専門家に相談すべきこと

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フィリピン SRRV リタイアメントビザ 移住 長期滞在
※ この記事の情報は2026年3月23日時点のものです。最新情報は各国政府の公式サイトをご確認ください。当サイトは情報提供を目的としており、法的助言を行うものではありません。