この記事のポイント
- JPEPA(日比経済連携協定)により、多くの日本製品が**関税0〜5%**で輸入可能
- フィリピンの通関は**TradeNet(電子通関システム)**で処理
- 輸入品にはVAT(12%)と関税が課される
📌 この記事はフィリピン税関局およびJPEPA協定文書(2026年3月確認)に基づいています。
JPEPA活用のポイント
| 主要品目 | MFN税率 | JPEPA税率 |
|---|---|---|
| 自動車部品 | 5〜15% | 0% |
| 電子部品 | 0〜10% | 0% |
| 鉄鋼製品 | 3〜15% | 0〜3% |
| 食品(加工品) | 5〜30% | 0〜10% |
| 化粧品 | 10〜15% | 5% |
原産地証明書(Form PJ)は日本の商工会議所で取得できます。
輸入手続きの流れ
- 輸入者登録:BOC(税関局)にImporter Accreditationを申請
- 輸入申告:TradeNetシステムで電子申告
- 関税・VAT支払い
- 検査(必要な場合)
- 貨物引き取り
輸入時の税金
| 税金 | 税率 |
|---|---|
| 関税 | 0〜65%(品目による) |
| VAT | 12% |
| 物品税 | 特定品目(自動車、アルコール、たばこ) |
日本人が知っておくべき注意点
- FDA登録:食品・医薬品・化粧品はFDA Philippines への登録が必要
- 輸入許可品目:一部品目は事前の輸入許可が必要
- 原産地証明書:JPEPA特恵税率の適用には原産地証明書(Form PJ)が必要
- 中古品規制:中古衣料品の輸入は禁止されています
よくある質問(FAQ)
Q: 通関にかかる日数は? A: 書類が整っていれば3〜5営業日です。検査対象の場合は7〜14日になる場合があります。
Q: 個人使用品の免税枠は? A: PHP10,000以下の個人使用品は関税免除です。
Q: フォワーダーの選び方は? A: 日系フォワーダー(日本通運、近鉄エクスプレス等)がフィリピンに拠点を持っています。
Q: PEZA企業の輸入は優遇されますか? A: はい。PEZA登録企業は資本設備・原材料の輸入関税が免除されます。
Q: RCEPのメリットは? A: ASEAN・日中韓間の貿易でRCEPの原産地規則を活用できます。
まとめ
フィリピンへの輸出はJPEPAを活用することで関税コストを大幅に削減できます。FDA登録や輸入許可の事前確認を行い、TradeNetシステムを活用した効率的な通関を実現してください。
※ この記事の情報は2026年3月22日時点のものです。最新情報は各国政府の公式サイトをご確認ください。当サイトは情報提供を目的としており、法的助言を行うものではありません。