この記事のポイント
- フィリピンはK-12制度(幼稚園1年+小学校6年+中等教育6年=計13年)を採用
- マニラのインターナショナルスクールの年間学費は500,000 PHP(約1,507,100円) 〜1,500,000 PHP(約4,521,300円)
- マニラとセブに日本人学校(全日制)が設置されている
本記事はフィリピン教育省(DepEd)および在フィリピン日本大使館の公式情報(2026年3月確認)に基づいています。
フィリピンの教育制度
K-12カリキュラム
2013年に導入されたK-12制度により、フィリピンの基礎教育は以下の13年間で構成されます。
| 段階 | 年数 | 年齢 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Kindergarten | 1年 | 5〜6歳 | 義務教育 |
| Elementary(小学校) | 6年 | 6〜12歳 | Grades 1-6 |
| Junior High School | 4年 | 12〜16歳 | Grades 7-10 |
| Senior High School | 2年 | 16〜18歳 | Grades 11-12(学術・職業トラック) |
教育言語は**英語とフィリピン語(タガログ語)**の二言語制です。多くの教科書は英語で書かれており、英語力の向上に適した環境です。
インターナショナルスクール
マニラの主要校
| 学校名 | カリキュラム | 年間学費目安 | 所在地 |
|---|---|---|---|
| International School Manila(ISM) | IB / AP | 1,200,000 PHP(約3,617,040円) 〜 | タギッグ |
| British School Manila | 英国式 | 800,000 PHP(約2,411,360円) 〜 | タギッグ |
| Brent International School | IB / AP | 700,000 PHP(約2,109,940円) 〜 | パシグ |
| European International School | ドイツ式 / IB | 600,000 PHP(約1,808,520円) 〜 | パラニャーケ |
| Singapore School Manila | シンガポール式 | 500,000 PHP(約1,507,100円) 〜 | タギッグ |
セブの主要校
| 学校名 | カリキュラム | 年間学費目安 |
|---|---|---|
| Cebu International School(CIS) | IB | 600,000 PHP(約1,808,520円) 〜 |
| Woodridge International School | アメリカ式 | 250,000 PHP(約753,550円) 〜 |
| Sage Preparatory School | アメリカ式 | 200,000 PHP(約602,840円) 〜 |
入学に必要な書類
- 過去2〜3年分の成績証明書(英文)
- 在学証明書(英文)
- パスポートコピー
- 予防接種記録
- 推薦状(一部の学校)
- 入学試験・面接
学費以外の費用
| 費目 | 年間費用 |
|---|---|
| 入学金(初回のみ) | 50,000 PHP(約150,710円) 〜200,000 PHP(約602,840円) |
| スクールバス | 60,000 PHP(約180,852円) 〜120,000 PHP(約361,704円) |
| 制服 | 5,000 PHP(約15,071円) 〜15,000 PHP(約45,213円) |
| 教材費 | 10,000 PHP(約30,142円) 〜30,000 PHP(約90,426円) |
| 課外活動 | 10,000 PHP(約30,142円) 〜50,000 PHP(約150,710円) |
日本人学校
マニラ日本人学校
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 正式名称 | マニラ日本人学校(Manila Japanese School) |
| 所在地 | パラニャーケ市 |
| 対象学年 | 小学部・中学部 |
| カリキュラム | 日本の学習指導要領 |
| 年間学費 | 400,000 PHP(約1,205,680円) 程度 |
セブ日本人学校
セブにも補習校レベルの日本語教育機関があります。ただし、マニラ日本人学校と比べると規模は小さく、全日制ではない場合があります。
英語留学
フィリピンは英語留学先としても人気が高く、特にセブ島には多くの語学学校があります。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 1ヶ月の費用(寮付き) | 150,000 JPY(約0円) 〜350,000 JPY(約0円) |
| レッスン形式 | マンツーマン中心(1日4〜8時間) |
| 対象 | 社会人・学生・親子留学 |
| ビザ | SSP(特別就学許可)6,800 PHP(約20,497円) |
欧米の語学留学と比較して費用は3分の1〜2分の1で、マンツーマンレッスンが基本のため、短期間での上達が期待できます。
日本人が知っておくべき注意点
学年の違い
フィリピンの学年は6月始まり(一部のインターナショナルスクールは8月始まり)です。日本の学年(4月始まり)とずれるため、編入時期の調整が必要です。
大学進学
フィリピンのインターナショナルスクール(IB校)の卒業資格は、日本の大学の帰国子女入試で認められます。ただし、日本の高校卒業認定(高卒認定試験)が必要な場合もあるため、進路に応じた事前確認が重要です。
治安面での配慮
スクールバスの利用や、送迎時の安全確認は重要です。多くのインターナショナルスクールはセキュリティが整備されたキャンパスを持っています。
よくある質問(FAQ)
Q1: フィリピンのインターナショナルスクールの入学はいつ申し込めばよいですか?
人気校は1年前から受付を開始します。ISM(International School Manila)などは入学待ちリスト(Waitlist)になることもあるため、早めの申し込みを推奨します。
Q2: 英語力がない子供でも入学できますか?
多くのインターナショナルスクールがESL(English as a Second Language)プログラムを提供しており、英語力が不十分でも入学を受け入れています。1〜2年で通常クラスに移行するのが一般的です。
Q3: 日本の学校への復学は可能ですか?
はい、在外教育施設(日本人学校)で学んだ場合は、日本の公立学校への復学が認められます。インターナショナルスクールの場合は、学年の読み替えや編入試験が必要な場合があります。
Q4: 親子留学はどのようなビザで行けますか?
短期(30日以内)は観光ビザで可能です。30日を超える場合はビザの延長(最長3年まで可能)が必要です。子供の就学にはSSP(Special Study Permit)の取得が必要で、費用は6,800 PHP(約20,497円) です。
Q5: フィリピンの大学の学費はどのくらいですか?
フィリピン大学(UP)等の国立大学は年間30,000 PHP(約90,426円) 程度、アテネオ大学やデラサール大学等の私立名門大学は年間200,000 PHP(約602,840円) 〜400,000 PHP(約1,205,680円) です。
まとめ:自分でできること vs 専門家に相談すべきこと
自分でできること:
- 各学校のウェブサイトでのカリキュラム・学費確認
- オンライン学校説明会への参加
- 成績証明書・推薦状の英文翻訳手配
専門家に相談すべきこと:
- IB/AP資格と日本の大学入試の互換性確認
- 子供のビザ・SSPの手続き
- 特別支援教育が必要な場合の学校選び
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