この記事のポイント

本記事はBureau of Immigration、DICT公式情報(2026年3月確認)に基づいています。

ビザの選択肢

観光ビザ延長(最も一般的)

日本国籍者はフィリピンに30日間ビザなしで入国でき、その後Bureau of Immigration(BI)で観光ビザの延長が可能です。

延長回数滞在可能期間延長費用
初回延長59日まで3,030 PHP(約9,133円
2回目以降月単位で延長4,400 PHP(約13,262円 〜/月
最大延長36ヶ月(3年)累計30,000 PHP(約90,426円

6ヶ月以上滞在する場合は、ACR I-Card(外国人登録証、3,000 PHP(約9,043円 )とECC(出国許可証)の取得も必要です。

SRRV(退職者ビザ)

35歳以上で長期滞在を予定する場合、SRRVの取得も選択肢です。預金10,000 USD(約1,594,896円20,000 USD(約3,189,792円 で準永住ビザが取得でき、観光ビザの延長手続きが不要になります。

SWP(Special Work Permit)

フィリピン企業のクライアントと短期プロジェクトで協業する場合に取得できる許可です。有効期間は最大6ヶ月、費用は5,000 PHP(約15,071円 です。

インターネット環境

固定回線

プロバイダープラン月額速度
PLDT FibrHome1,699 PHP(約5,121円50Mbps
PLDT FibrHome Plus2,699 PHP(約8,135円100Mbps
Globe FiberPlan 14991,499 PHP(約4,518円35Mbps
Globe FiberPlan 24992,499 PHP(約7,532円100Mbps
Converge ICTFiberX1,500 PHP(約4,521円50Mbps

コンドミニアムによってはプロバイダーが限定される場合があります。入居前に確認してください。

モバイルデータ

キャリアプラン料金データ量
GlobeGoSURF299299 PHP(約901円 /月8GB
SmartGIGA299299 PHP(約901円 /月8GB
DITODITO599599 PHP(約1,806円 /月25GB

バックアップ回線としてモバイルルーター(ポケットWi-Fi)を持つことを推奨します。

コワーキングスペース

マニラ

スペース名エリア月額プラン特徴
WeWorkBGC/マカティ12,000 PHP(約36,170円国際ブランド、24時間
KMC Solutionsマカティ/BGC8,000 PHP(約24,114円フィリピン最大手
Acceler8マカティ6,000 PHP(約18,085円スタートアップ向け
A Space Manilaマカティ5,000 PHP(約15,071円デイパスあり
Clock Inケソン4,000 PHP(約12,057円コスパ良好

セブ

スペース名エリア月額プラン特徴
The CompanyITパーク6,000 PHP(約18,085円セブ最大級
aSpaceセブ・ビジネスパーク5,000 PHP(約15,071円眺望良好
BASECAMPITパーク4,500 PHP(約13,564円ノマド人気

多くのカフェでもWi-Fiが利用可能ですが、速度やセキュリティの面からコワーキングスペースの利用を推奨します。

デジタルノマド向け生活費

月額生活費モデル(単身者、マニラ)

項目月額
家賃(スタジオ/1BR)20,000 PHP(約60,284円35,000 PHP(約105,497円
コワーキング5,000 PHP(約15,071円12,000 PHP(約36,170円
食費10,000 PHP(約30,142円20,000 PHP(約60,284円
光熱費・通信5,000 PHP(約15,071円10,000 PHP(約30,142円
交通費3,000 PHP(約9,043円6,000 PHP(約18,085円
保険2,000 PHP(約6,028円5,000 PHP(約15,071円
娯楽・その他5,000 PHP(約15,071円15,000 PHP(約45,213円
合計50,000 PHP(約150,710円103,000 PHP(約310,463円

デジタルノマドに人気のエリア

マカティ(マニラ)

ビジネス街で、コワーキングスペースやカフェが豊富。日本食レストランも多い。交通アクセスが良好でMRT駅近くの物件が便利です。

BGC(マニラ)

計画都市で歩行者に優しい街並み。高級コンドミニアムが多く、安全面でも評価が高い。ただし家賃は市内最高水準です。

ITパーク(セブ)

セブのIT拠点で、24時間営業のレストラン・カフェが充実。コワーキングスペースも集中しており、ノマドワーカーに最も人気のエリアです。

日本人が知っておくべき注意点

税務上の問題

観光ビザで滞在しながらリモートワークを行うことは、厳密にはフィリピンの法律上グレーゾーンです。フィリピン国内源泉所得(フィリピン企業からの報酬等)がある場合は就労ビザが必要です。海外企業からの報酬のみの場合は、現時点では積極的な取り締まりは行われていません。

日本の税務居住者としての義務

日本の住民票を残している場合、全世界所得に対して日本の所得税が課されます。海外転出届を提出した場合でも、183日以上の滞在で現地の税務居住者となる可能性があります。

停電対策

フィリピンでは停電(Brownout)が発生することがあります。UPS(無停電電源装置)やモバイルバッテリーの準備、モバイルデータのバックアップ回線確保が重要です。

よくある質問(FAQ)

Q1: フィリピンにデジタルノマドビザはありますか?

2026年3月時点では、フィリピンにはデジタルノマド専用ビザは導入されていません。多くのノマドワーカーは観光ビザの延長(最大3年)を利用して長期滞在しています。

Q2: インターネット速度は仕事に支障ありませんか?

マカティ、BGC、セブITパーク等の主要エリアでは光回線(50〜100Mbps)が利用可能で、ビデオ会議も問題なく行えます。ただし、地方や古い建物では速度が不安定な場合があります。

Q3: 安全面は大丈夫ですか?

マカティ、BGC、セブのビジネスパーク等はセキュリティが整備されており、安全です。ただし、貴重品の管理、夜間の一人歩き、見知らぬ人からの誘いには注意が必要です。

Q4: コワーキングスペースのデイパスはありますか?

はい、多くのコワーキングスペースが1日利用のデイパス(300 PHP(約904円800 PHP(約2,411円 )を提供しています。まず数か所を試してから月額契約するのが賢明です。

Q5: VPNは必要ですか?

フィリピンでは特にインターネット検閲はありませんが、公共Wi-Fiを利用する際のセキュリティ対策としてVPNの使用を推奨します。また、日本の動画配信サービス(Netflix日本版等)を利用するにはVPNが必要な場合があります。

まとめ:自分でできること vs 専門家に相談すべきこと

自分でできること:

専門家に相談すべきこと:

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※ この記事の情報は2026年3月22日時点のものです。最新情報は各国政府の公式サイトをご確認ください。当サイトは情報提供を目的としており、法的助言を行うものではありません。