この記事のポイント

ラブアン信託の概要

ラブアンの信託制度はLabuan Trust Companies Act 1990に基づき、LFSAが監督しています。英国信託法の原則に基づきつつ、現代的な資産管理ニーズに対応した柔軟な制度設計が特徴です。

信託会社ライセンスの要件

項目要件
ライセンス種類ラブアン信託会社
最低資本金USD 150,000
取締役最低2名(うち1名マレーシア居住者)
オフィスラブアンに物理的オフィスが必要
コンプライアンスAML/CFT方針の策定・実施
監査年次監査必須

信託の種類と活用法

1. ファミリー信託(Family Trust)

2. 投資信託(Investment Trust)

3. 慈善信託(Charitable Trust)

4. 目的信託(Purpose Trust)

税制

税目税率
信託会社の法人税利益の3% or 年間RM 20,000
信託財産の所得信託の種類による
キャピタルゲイン非課税
相続税なし(マレーシアは相続税なし)

設立手順

  1. LFSAへの事前相談:ビジネスモデルと適格性の確認
  2. ライセンス申請:事業計画・コンプライアンス方針の提出
  3. 審査・承認:3〜6ヶ月
  4. 資本金の払込:USD 150,000以上
  5. 営業開始:信託契約の締結・資産の受託

日本人富裕層への注意

日本の税法では、海外信託に資産を移転しても、日本居住者の場合は日本で課税される可能性があります。特にCRS(共通報告基準)により信託情報は日本の税務当局に自動報告されます。税理士・弁護士との事前相談が必須です。

まとめ

ラブアン信託会社は低コスト・柔軟な制度設計・税制優遇が魅力です。ただし、日本の税法上の影響を十分に理解した上で活用しましょう。

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※ この記事の情報は2026年3月22日時点のものです。最新情報は各国政府の公式サイトをご確認ください。当サイトは情報提供を目的としており、法的助言を行うものではありません。