ASEAN各国の人件費比較2026|最低賃金・社会保険・福利厚生コスト
ASEAN-JP編集部
この記事のポイント
- ベトナム・インドネシアが最低賃金で最安クラス
- 社会保険料の企業負担はベトナムが最も高い(約21.5%)
- タイ・マレーシアのTHR/ボーナス義務に注意
最低賃金比較
| 国 |
最低月給(USD) |
年間上昇率 |
| シンガポール |
業種別(1,500〜) |
3〜5% |
| マレーシア |
340 |
3〜5% |
| タイ |
310〜370 |
5〜8% |
| インドネシア |
200〜350 |
5〜8% |
| フィリピン |
250〜310 |
3〜5% |
| ベトナム |
200〜300 |
5〜7% |
社会保険料(企業負担)
| 国 |
企業負担率 |
内訳 |
| シンガポール |
17%(CPF) |
年金・医療・住宅 |
| マレーシア |
約14% |
EPF 13%+SOCSO 1.75% |
| タイ |
5% |
社会保険 |
| ベトナム |
約21.5% |
社会保険、健康保険、失業保険 |
| インドネシア |
約11% |
BPJS健康+BPJS雇用 |
| フィリピン |
約10% |
SSS+PhilHealth+Pag-IBIG |
ボーナス・手当の義務
| 国 |
義務的ボーナス |
金額 |
| インドネシア |
THR(レバラン手当) |
月給1ヶ月分 |
| フィリピン |
13th Month Pay |
月給1ヶ月分 |
| ベトナム |
テト手当(慣行) |
月給1ヶ月分(法的義務ではないが慣行) |
| タイ |
なし(慣行で1〜3ヶ月) |
業績連動 |
| マレーシア |
なし(慣行で1〜3ヶ月) |
業績連動 |
| シンガポール |
AWS(年次賃金補助) |
月給1ヶ月分(慣行) |
年間人件費の総コスト比較(一般ワーカー)
| 国 |
月給(USD) |
社会保険 |
ボーナス |
年間総コスト(USD) |
| シンガポール |
2,500 |
17% |
1ヶ月 |
38,000 |
| マレーシア |
500 |
14% |
1ヶ月 |
7,900 |
| タイ |
400 |
5% |
2ヶ月 |
6,700 |
| ベトナム |
350 |
21.5% |
1ヶ月 |
5,900 |
| インドネシア |
300 |
11% |
1ヶ月 |
4,700 |
| フィリピン |
350 |
10% |
1ヶ月 |
5,500 |
まとめ
ASEANの人件費は国によって大きな差がありますが、社会保険料やボーナス義務を含めた年間総コストで比較することが重要です。ベトナムは最低賃金は安いものの社会保険料が高く、総コストではインドネシアが最安クラスとなります。
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